小野省子さんから快諾を得て、省子さんの子育ての詩を詩集にして講演会で配っています。
突然に失礼致します。
00県00市にある、保育園の園長です。
00市保育協議会の会長も努めさせていただいております。
昨年度、1月に県の研究大会の時、先生の講演をお聞きしました。
先生のお話に吸い込まれ、私自身がとても元気を頂きましたので、あの時参加できていない、園を守っていてくれた保育士にも、是非、先生のお話を聞いてもらいたい!と思い、色々な方を通してやっとここまでたどり着き、不躾ながらお願いしております。
私達の町は、「市」と言っても人口は3万8千人、産業、工業もない小さな町です。
そんな町ですが、ここ何年、子どもの様子が様変わりしてきています。
5歳児になっても椅子に座れない、話が聞けない、朝から「だるい」「行きたくない」担任や他の保護者に「抱っこ」「おんぶ」
自分の方を見てくれるまで大声で泣き喚く、勝手にどこかに行ってしまう・・・・など等!
保護者に相談すると、
「保育園に任せているのに、保育園のことをいちいち言わなくていい!」
「いうことを聞かなかったら叩けばいい」
「去年まで言われなかったのに!どうして!」等、保育士も日々悩んでいます。
私自身が先生のお話で元気をもらいました。どうか保育士も元気の基をいただければと思い、お願いしている次第です。
ただ、誠に失礼なことは重々なのですが、協議会としましても、講演料のこと、日程のことなどありますので、詳しく教えていただきたく
ご連絡を差し上げました。
大変恐縮ですが、どうかよろしくお願い致します。
(返信)
ありがとうございます。
現場の方たちに元気になっていただければ本望です。感謝です。
講演料のことはご心配なさらずに。どんな条件でも喜んでまいります。
日程の方は、ぜひ、早目にお知らせください。
よろしくお願いいたします。
和
実際に子どもを長時間預かり、育てている保育士たちと、親たちの心が信じ合わない言葉の応酬で離れてゆく。
その狭間で戸惑い、役割を果たせず、さ迷う子どもたち。
そういう仕組みになっているのです。
長時間子どもたちと関わる保育者たちが生き甲斐を感じること。保育に幸福感を感じること。そのことの重要性が30年間政府の施策の中に入っていない。もし、保育がただの仕事になってしまったら、それはこの国を守ってきた最後の砦が崩れてゆくことかもしれない。「子どもたちが子どもたちであるというだけで親を育て、家族や社会の絆をはぐくむ」という役割を果たせるように、仕組みを変えてゆかなければならないのです。このまま進めば、学校も福祉もこの国も、ますます辛い状況になってゆき、人間たちが孤立を深め、傷つけあいます。
子どもの幸せを願う保育者は、親たちとの信頼関係に生き甲斐を感じます。
それを理解し、施策を進めないといけません。
人間たちが育ちあう「輪」を取り戻せば、自然治癒力は戻ってきます。