幼児を可愛がる。生きる指針として大切にする

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「新しい経済政策パッケージ」をつくった政府や学者たちが、「保育現場が追い込まれる」ことの意味を知らない。もう遅すぎるくらいなのに、まだ理解しない。しようとしない。まだ「無償化」などと言っている。
この人たちは、「親たちが子育てに幸福感を抱かなくなること」の意味を知らない。

幼児を可愛がる。つまり、一番簡単に幸せになれる人たちを、生きる指針として大切にする、という大自然の作った一つの「かたち」が日常生活の土台にあれば、人間の作った福祉や教育という「かたち」も崩れない。でも、そこが欠けてくると「人間性」という生きる動機そのものが壊れてしまう。

(昨日の東京新聞朝刊です。)
「保育の現場 潜む虐待 突き飛ばす、怒鳴る、差別する。」東京新聞 11月16日 朝刊。http://www.tokyo-np.co.jp/…/…/201811/CK2018111602000147.html

これが政府による保育の規制緩和とサービス産業化の結果です。保育士不足と質の低下が止まらない。そして、園児たちがそれを見ている。強者が弱者を手荒く扱う風景を、毎日見ている。そこにこの国の未来があることに気づいてほしい。